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最新記事【2006年09月04日】

最近良く耳にするメタボリックシンドロームの原因は内臓脂肪型肥満にあるといわれてますが、ひとくちに肥満といってもその状態によって分別されます。消化管の間に脂肪が蓄積するのが「内臓脂肪型肥満」で、このタイプの肥満者の体型から「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。

一方、主に下半身の皮下に脂肪が蓄積するのが「皮下脂肪型肥満」で、これはこのタイプの肥満者の体型から「洋ナシ型肥満」とも呼ばれています。

それぞれの肥満は、体のどの部分に脂肪がつくかの違いで分かれていますが、「皮下脂肪型肥満」は外見からすぐに肥満と判断できるのに対して、「内臓脂肪型肥満」は外見からは判断がつかないことがあるため、「隠れ肥満」と呼ばれることがあります。

一見してやせている、あるいは普通体型とされる人でも、重症ではないにしても内臓脂肪型肥満であることがあるからです。内臓脂肪の測定は、おへその高さで腹部CTスキャンを撮影し、断面の面積から算定されます。

内臓脂肪は運動不足や糖類の過剰摂取、新陳代謝の低下が原因となり、体内に蓄積されていきます。内臓脂肪が溜まると、肺、胃、腸といった器官が圧迫され、機能が低下します。

また、脂肪が小腸や大腸を支えている腸間膜内にあるため、分解されると肝臓に取り込まれやすく、その結果、脂質や糖質の代謝異常、糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化、痛風、胆石症、尿路結石などの合併症を起こしやすくなります。これが危険視される大きな要因です。

一方、皮下脂肪は、長年に渡って少しずつ蓄積していったもので、ある程度溜まるとそれを減らすのは困難なのが特徴です。しかし、分解されても肝臓に取り込まれることなく体内を循環するため、内臓脂肪と違って、合併症を併発する可能性は少ないようです。

溜まりやすく、かつ危険な内臓脂肪ですが、運動や食餌制限による効果が早く表れるのも、実は内臓脂肪なのです。

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